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トワイライトエクスプレス乗車記(その1) [鉄道]

三連休に友達と「知床の山に登ろうツアー」を計画し、
私だけ前乗りすることにしました。
その大地への旅の第一日。今回は憧れの列車に乗って見ました。

自宅最寄り駅を始発列車で出て東京駅へ。
6:56 発の「こだま 633 号」に乗ります。
今回は東海道新幹線開業 50 周年記念の「こだま☆楽旅IC早特」を使いました。
これを使うと東京→新大阪間でグリーン車に約 50% 引きの 9,500 円で乗れてしまうというお得なきっぷです。2015 年 3 月末までの期間限定となっています。

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乗車したのは 9 号車。東京~新大阪間では「こだま」も 16 両編成なので
贅沢にもグリーン車は 3 両。ただし、車両は 700 系だったので、
各座席の電源コンセントはなし。
先頭の席にあるのが見えたので車掌さんにお願いして真ん中の席から変えてもらい電源確保!
そもそも利用者の少ないこだま号なのでグリーン車もいたって静か。
その分走りもゆったりで、小田原、三島、新富士、静岡、掛川、浜松、豊橋、岐阜羽島、米原で
5 分停車して後続の列車にバンバン抜かれます。。
浜松では接続列車待ちで 4 分ほど遅れましたが、
三河安城で定時に戻っていました。よほど余裕のあるダイヤなんでしょうね。
ということで新大阪に定時着。

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在来線の列車で大阪へ一駅移動します。
目的の「トワイライトエクスプレス」が入線時刻は 11:11。
既に過ぎていたのですが急いで 10 番線ホームにあがるとまだ列車は
入っていない様子。しばし待つと列車が入ってきました。
この時にホームで待機する食堂車スタッフが列車に向けて一礼するのが
恒例儀式となっているようです。
予定通りの入線ならこれが見られなかっただけに今日はラッキーでした。



入線後は11:50 の発車時刻までまだ時間があります。
自分の寝台を確認、荷物を置き、一旦下りて夕食用の駅弁調達
(食堂車ディナーは予約せず。12,000 円ですからね…)。
9、10 番線ホームに駅弁屋さんはなかったので、
隣の 11 番線ホーム(主に北陸線特急用)まで移動しました。

まだまだ発車まで時間があったので、サラッと車内を探検。
1、2 号車は A 寝台個室(スイート、ロイヤル)のみで、
3 号車の食堂車を隔てられており、なんとなく入るのも憚られたので外から見たのみ。。
B 寝台個室シングル・ツインはやはり狭いようですが「あけぼの」や「北斗星」の
ソロに比べると居住性は良さそうでした。


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そしていよいよ発車。
しばらくは 8 号車の自分の陣地脇通路の簡易椅子で車窓を見て過ごします。
西大路手前で上り「トワイライト…」とすれ違い。あちらは新幹線高架下を
走っているのであまりいい絵は撮れません。

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おおらかな感じ(性格も体格もw)の車掌さんの検札が終わった後、
シャワーカードを購入するために食堂車へ。
19 時前後の日没時間を避け、18:00 - 18:30 に予約しつつ購入。

湖西線に入りしばし走ると広大な琵琶湖の姿が。
近江塩津で北陸本線と合流する直前まで車窓を彩ります。
鳩原ループ線を脇に眺めながら(下り線は通らない)敦賀へ。

敦賀を過ぎた当りで食堂車へ。
13 時から営業していましたが当初は混雑が予想されたので
少し遅らせてみたのですが、すぐに空席に案内されました。
オーダーはハンバーグとスープ、サラダ、ライスのセット。
最初にやってきたスープで軽く口内を火傷。。。
ハンバーグはそれなりのお値段するだけあってかなり旨かったです。
気分的なものもあるかもしれませんが。
それにしても、日中に食堂車で食事ができるというのは、イベント列車を除くと、
いまはもうこの列車だけなんですよね。。

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食後はロビーカー、ミニロビー、B コンパートメント通路などを転々としながら時を過ごします。
B コンパートメントの上段だと寝るまで自分の居所がないのがちと辛い所。。

14:30 過ぎに食堂車スタッフが自席に夕食確認と朝食予約のお伺いに来ました。
既に 8:20 からの回しか空いていないのでそこで予約。
下り列車の場合、6:00、6:45、7:30、8:20 の 4 回設定されていますが、
早い回は団体のお客さん達に抑えられてしまっているようです。

その後もぼんやりと車窓を眺めたりして過ごしていると、直江津に到着。
停車中にシャワータイムが来たのでロビーカー脇のシャワー室へ。
先の予約通り 30 分間使えます。そのうちシャワーが出る時間は 6 分間。
6 分って短いんじゃ?という方もいると思いますが、純粋にシャワーを出せるのが
この時間のため、出しっぱなしにしない限りは十分余裕がありました。
実際、私は 2 分ほど余らせましたしね。

さっぱりした後は、ロビーカーで買ってきた駅弁を食べながら夕焼け(トワイライト)を、
と思いましたが、生憎の天気のためどんよりとしたまま暗くなっていきました。

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食後のまったり中に同乗していた団体ツアーの添乗員女子とちょっとお話。
「お客様はフリープランなので明日解散後、自分は夜の便で帰り。それまで札幌で時間をつぶす。」
との事。
なかなかチケットが取れないこの列車、かくのフリープラン狙いという手もあるかもしれません。
因みにもう一つ団体さんが乗っていましたがこちらは道内も決まった行程があったようです。
2 つの団体で 80 名くらいとの事だったので一般として手配するのはやはり厳しいんでしょうね。
(トワイライトの定員はエキストラベットを使わないで 110 名ほど)

新津に停車。ここから先、次の洞爺までお客さんの乗降はできません。
ここから羽越線に入ると線路が悪いのか乗り心地が若干悪化します。


ディーナータイムが終わると 21:00 からはパブタイム。
再び食堂車へ行き、グラスビールを傾けます。
中身はサッポロクラシック。北の大地へ思いをよせながら
つまみは但馬鶏の唐揚げ(笑)

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鶴岡に運転停車。ここで JR 西日本車掌の最後のアナウンス。
「未明の青森駅で JR 北海道の車掌と交代」とのこと。
長らく一緒に旅してきただけにちょっと寂しかったです。
こんな気持も普通の列車では味わえないですね。。

夜も更けてきたの寝床に入ることにします。。。

<翌日以降に続く>




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